聖アグネス教会 [廃墟&近代化遺産]
「日本聖公会聖アグネス教会聖堂」
京都にあります
神社仏閣の世界遺産の宝庫の京都にあって
異色の赤煉瓦の建物
1898年(明治31年)に平安女学院の
礼拝堂として建てられました。
当時は大聖堂と呼ばれていましたが
現在は聖アグネス教会の聖堂としても使われています。
明治になって建てられた教会ですが
この教会が出来る前は足利義昭が城主だった
二条城が建ってた場所らしい
まったく正反対な建物が建ったことになります。
設計はアメリカ人のJ・Mガーディナーで
様式はゴシック様式ですが
よく見る長崎の左右対称とはちょっと違った
デザインとなっています
鐘塔を見上げると
古い煉瓦がとってもいい味だしています。
窓は開かないようですが
ステンドグラスになってるのかな?
平安女学院なので
おっさんは入れません。
(入りたいケロ)
なのでパンフレットの写真を・・・
綺麗だよね?
どっかから見えないかなぁ~
入口には鍵がかかってて
入れないけどガラス窓からなら
覗けそうです (コラッ!)
ホホォ~ウ
結構な奥行きだね。
三廊式バシリカ型平面で
縦より横に広い構造みたいです。
窓からはこの角度しか見えないので
またまたパンフレットから・・・
長崎で見るカトリックとは
ちょっと雰囲気が違います。
どこがどう違うか?って言われても
困りますが雰囲気が違うような気がします。
絨毯の真っ赤は目にまぶしいけど
それ以外はシンプルですね。
それに反して外観は
歴史を感じる趣にあるものとなっています
J・Mガーディナーの赤煉瓦の作品のなかで
この教会建築はとっても貴重なので
大事に使って欲しいですね。
聖堂の横は現役の校舎が繋がっていて
おじさんには夢の空間が広がっているように
感じるのでありました。
五重塔や御門の間に
ヒョッコリと建つ赤煉瓦の教会は
一際目立ちます。
平安神宮から異国の文化を見れるのも
京都ならではの光景だ。
こそこそ覗いていても交差点から丸見えの教会はココ
津留発電所 [廃墟&近代化遺産]
熊本県の緑川ダム
その上流に向かって県道と言う名の
険道153号線を廃墟ハンターが走る・・・(車ですケロ)
ダムの上流にかかる
内大臣橋から・・・(影が写ってるでしょ)
谷に写ってるこのアーチ橋は
出来た当初は東洋一の大きさで
なんと有料道路だったらしい・・・(汗)
とにかくもう行く事は無いだろうって
心に誓うほど凄い山奥にあるんだよ。
まさに大自然の真っ只中
自然も大きいけど地名も内大臣って
とっても態度デカそうでしょ?
(内大臣って書いて「ないだいじん」って読むんだよ 1500円/読)
熊本県と宮崎県をつなぐって聞いただけで
山奥って判る場所にかかる橋なのに
更にそこから奥へ進むと
水力発電所がありました。
水俣病なんかで有名になってしまった
チッソ㈱が所有する水力発電所です。
古い門が物語るように
大正8年(1919年)に作られた
古い発電所です
上益城郡山都町にある津留発電所ですが
川を挟んだ山側にもチッソの発電所があります
この周辺にはチッソ所有のこうした古い発電所が
何箇所かあるようです。
肥料などを生産する化学工場で使用する
電力をここから供給しているようです。
敷地内の倉庫のような建物も煉瓦みたいです
白く色を塗られて
煉瓦だとわかりにくいけど
色が剥げたところを見ると
赤煉瓦で建てられているようだ
建物の角っこ部分に
ちょっとだけ赤煉瓦が顔を出しています
すごい山奥だけど
山はそれほど高くなく
発電量はそんなに大きくはないかもしれない
パイプ部分の基礎はコンクリートで
パイプも綺麗なので近年に整備されたのかもしれないね
建物のデザインは複雑で豪華な組み方で造る
明治の煉瓦の建築から
ややシンプルな路線に移行している頃の大正らしいデザインです
発電所の排水部を見ると
ここは石組みで出来ていました。
う~ん・・・ステキ
さぁ、どうやって戻ろうか?
かなり行くのに気合がいるけど
大自然に身を置きながら近代化遺産を見るならココ
お金の臭いに釣られて周防銀行本店跡へ [廃墟&近代化遺産]
[旧周防銀行本店]
山口県柳井市の白壁が続く
伝建地区に建つ洋館です。
銀行跡にしては小さな
建物ですよ。
「岩国吉川領の御納戸」として栄えた
商業都市柳井に
明治39年(明治40年と書いてる資料もあり)に
周防銀行の本店して建てられ、
平成12年に今の場所に移築されて
文化財登録を受けた洋館です。
移築なので綺麗になっていてあまり古さを感じませんが
現在は「柳井市町並み資料館」として
運営されていて自由に見学ができます。
とっても特徴的なバルコニーを眺めつつ
横へ回ると・・・・
結構、地味で普通だったりするよ。
この建物の顔はやっぱり真正面に
集中しているようだ。
アーチになった表玄関の横には
柳井に住んでいた文豪、国木田独歩(誰?)の
「読書の戒」の碑が立てられていました。
知らない人だったので
良く見ないまま中へ!
中はまだ金庫室などが残ってるようですが
資料館と言うことで
それほど当時の物が残っているわけでは
無いみたい。
でも、僕の好きなミニチュアを発見!
この小さな町を歩いてみたい。
周防銀行の横の白壁地区も
リアルに再現されています。
こういうのってガラスケースに
張り付いて見ちゃうよね?
(ならない? そうですか・・・)
それでは僕の家と同じような
階段を使って2階へ上がって見ましょう。
2階は応接間などが残っていますが・・・
そのほとんどはこの柳井出身のNHK紅白にも出ていた
松島詩子さんの記念館として機能しているようですが
平成育ちの僕は知らないのだ。
紅白で着た衣装や
当時のポスターなどが展示されていますが
肝心の建物の方は
天井にちょっとオシャレな施しが見られる程度で
明治後期ということもありシンプル路線みたいです。
かなり控えめな装飾で
感じが良いではありませんか。
あまりお札の香りがしない
元銀行から廃墟ハンターのレポでした。
銀行跡にしてはかなり小規模な建物だけど
西洋カブレも一段落した時代の流れを感じる
建築物でございました。
白壁残る商人の街角に残る洋館はココ
2番目の帝国大学 [廃墟&近代化遺産]
またまた
わたくし廃墟ハンター響には似つかわしくない
国立大学へやってきています
京都大学
明治26年にできた正門も良く見えないほど
いろんなお知らせ看板がひしめいています
熊本大学潜入でかなり慣れたので
学生に普通に混ざってキャンバスへ潜入します
正門を入って正面の建物は
百周年時計記念館で大正14年に建てられた
京都大学のシンボルです。
その百周年時計記念館の横には
銅像が建っていました
最初は落書きの聖地のように呼ばれた
折田先生像かと思ったけど
初代総長の木下広次さんの銅像でした。
初代総長って呼び方が・・・(汗)
その銅像から左側へ歩いてみると
国際交流センターがあり立派な赤煉瓦でした
震災対策で
京都大学の煉瓦の建物は免震の構造変更をやっているようですよ。
この京都大学は
ナンバースクールの第三高等学校で
日本で2番目の帝国大学だったらしい
明治31年に出来た保険管理センターの建物と
隣接しているのでまるで赤煉瓦の迷路みたいに
なっていて何時までも迷っていたい気分になります。
全部回る時間が無かったので
正門の左側だけの散策でしたが
保健診療所の建物もなかなか渋い建物です
大正14年と比較的に新しいけど
アーチ状の窓や
無骨な階段とテラスが良い感じです。
他には・・・
留学生ラウンジや
公共政策大学院の建物も
なかなかステキでした
しかし凄い自転車の数だね
ほんの一部だけの潜入調査だったけど
広いし人がいっぱいいるし
マンモス校だよ。
んで、最後は学食の
カフェレストラン「カンファーラ」でお食事しますが
学食でカフェレストランって何じゃ!
売店でヤキソバパンじゃないのか?
チキンのグリル照り焼きのランチですが
150円のうどんはどこ?
ラーメンとチャンポンをくっつけた
チャンメンやうどんをくっつけたラドンはどこ?
お盆を持って食堂のおばちゃんに「てんこ盛り」って言って
ご飯を入れてもらう儀式は?
時代は変ったな・・・
お昼を食べるなら
学生に化けてココ
[おまけ・・・その1]
barbieさんから頂いた京大飴
これをなめれば試験など怖い物知らずだぜ
ところで、これ、何処に売ってたんだろう?
購買部?
とてもおいしゅうごじざいました。
[おまけ・・・その2]
有名だと言った折田先生の像の変身振りを
動画にまとめたやつを見つけたので載っけます
良い子は真似しないように!
う~ん、ふざけ過ぎてる感もあるけど
ずっと見てると愛情をもってやってるように思えてくるから
不思議だ。